構成員の日常活動
諏訪東京理科大と協力して土石流の監視を行っています
長野県の諏訪地方は何度も土石流の被害を受けてきました。土石流の前兆を検知して避難を可能にするために、公立諏訪東京理科大の菊池輝行先生の研究室は、土石流の監視システムを構築しています。このシステムの一環として、斜面未災学研究センターは地震計を設置してリアルタイムで渓流の振動を監視するシステムを設置しました。2021年の9月に土石流が発生した際、近くにお住いの方は、土石流の直前に渓流から無気味な音や土と植物の混ざった臭い、震度2~3程度の揺れを感じたそうです。この揺れは大雨で渓流が増水したことによって、大きな岩などが転がることにより生じたと思われます。設置した振動計で揺れを監視することにより、このような土石流の前兆を検知することを目指しています。設置した振動計で計測している振動は下記のサイトで閲覧できます。
https://seisimager.com/investigation.htm?id=3
(林)