構成員の日常活動
H/Vの集中測定を行いました
未災情報研究領域では、7月末から8月初めにかけて、稲崎冨士氏、太田ジオリサーチ、モニー物探、応用地質の皆様の協力で京都盆地でH/Vの集中測定を行いました。この春以降、これまでに測定したH/Vは約260点になります。H/Vのピーク周波数は場所によって0.2~10Hzと変化し、概ね周囲の山に向かって高くなることがわかります。平野部では北部の市街地では0.4~2Hz、南部の巨椋池干拓地とその周囲では0.2~0.4Hzと異なっています。このH/Vのピーク周波数の分布は、概ね大阪層群の底面の深度に相当していると考えられ、京都市の中心部で深度100~200m、巨椋池干拓地では深度600~700mと考えられます。この成果は9月14日に防災研で開かれる公開講座(https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/news/21197/)で詳しく説明します。測定に協力していただいた皆様、暑い中どうもありがとうございました! (林)