お知らせ

令和6年能登半島地震により発生した大久保崩壊の調査結果

令和6年能登半島地震で発生した最大の崩壊である「大久保崩壊」について、地形解析と現地踏査から崩壊メカニズムの検討を行いましたので報告させて頂きます。

【調査結果の概要】

•2024年の崩壊は、地震によって過去の地すべりが再移動し、拡大したものである。

•見かけの摩擦角は14°と流動性が高い崩壊であった。

4つのブロックに分けて崩壊したと想定した。

•崩壊は、珪質シルト岩主体の法住寺層と流紋岩火砕岩の粟蔵層との境界部に分布する凝灰岩をすべり面として発生したと推定した。